フランス留学の家賃相場はどのくらい?

この記事ではフランス留学に行きたいという人向けに、フランス留学にかかる家賃相場について紹介しています。

結論から言うと、こんな感じ。

  • パリなら、600ユーロから800ユーロ
  • 地方都市なら、400ユーロから600ユーロ

実際のところ、住む都市、住む地区、住む形態(一人暮らし、シェアハウス)によって大きく変化します。

この記事では、実際にフランスに留学に来る際にかかる家賃の相場を紹介しています。

さらに、実際にフランスに留学に行った人が住んでいる家賃、最後にはフランス独自の家賃補助について紹介しています。

フランス留学の家賃相場

留学生の家賃の相場を一言で言うと、こんな感じ。

  • パリなら、600ユーロから800ユーロ
  • 地方都市なら、400ユーロから600ユーロ

実際の家賃の相場はこのような表になります。

パリの場合

中心部郊外
スタジオ(ワンルーム)900ユーロ〜800ユーロ〜
シェアハウス800ユーロ〜600ユーロ〜

パリ以外の地方都市の場合

中心部郊外
スタジオ(ワンルーム)600ユーロ〜500ユーロ〜
シェアハウス500ユーロ〜400ユーロ〜

ワンルームに住むのか、シェアハウスに住むのか、中心部に住むのか、郊外に住むのかにより、家賃の幅が大きく変わります。

留学のように長期間暮らすとなると、家賃が生活費を大きくしめることになり、留学中の資金繰りに大きく影響を及ぼす場合があります。

フランス留学に出発する前に、しっかりと自分の住みたい家、自分の許容できる範囲をしっかりと確認しておくことが重要です。

留学生活中の家賃の抑え方

  • 地方に住む
  • 郊外に住む
  • シェアハウスに住む
  • フランスの家賃補助「APL」を利用する

先ほど、パリと地方都市の家賃を比較してもわかるように、フランスの場合、パリとそのほかの都市で家賃が大きく変わります。

同じような条件の物件でも、1.5倍から2倍の値段の差になることも。

「まだフランスのどの都市に行くか決めていない」人は、パリ以外の地方都市に住むことで家賃の出費を抑えられると言うことを忘れないようにしましょう。

フランスの多くの都市では、都市の中心部から離れるだけで、家賃がかなり安くなります。

パリを除いた多くの都市(リヨン、マルセイユなど)では、中心部からバス、メトロで10分ほど離れるだけでも家賃がガクンと落ちることも。

フランスの地方都市は、郊外から中心部に移動する距離がそれほど離れているわけでもないので、郊外に住むと言う選択肢も忘れないようにしましょう。

フランスでは、家賃を抑える方法としてシェアハウスが人気。

フランス語でシェアハウスはcolocation(コロカシオン)と呼ばれますが、コロカシオン募集専用のウェブサイトがあるほど、若い人たちで家探しの手段として取り入れられています。

比較的、中心部に手頃な値段で住むことができるので、共同生活に慣れている人にはぴったりの選択肢です。

コロカシオン検索サイト:La carte des coloc, appartager

フランスで学生ビザを取得していて、一定の収入の要件を満たすと、フランスの家賃補助である「APL」を受給することができます。

APLの受給額は、部屋の広さ、居住形態(一人暮らし、シェアハウスなど)により変化しますが、留学生の場合概ね家賃の20%ほどの支援が出る傾向があります。

物件によりAPLの受給ができない場合もあるため、詳しくは大家さんに問い合わせをしてみましょう。

フランス留学をしている人の家賃

実際にフランスに留学をしている人たちの家賃についてみていきましょう。

筆者の場合【リヨン】

1件目:485ユーロ(光熱費込み)

  • リヨン中心部から15キロ
  • 一軒家の2階でシェアハウス(洗面、キッチン共同)
  • APL(住宅補助):120ユーロ

リヨンについて、まず住んだのがこの物件。

到着当時は8月で多くの学生が集まってくる時期だったため、家探しに困りました。

そんな中でやっと見つけたのが、この郊外の一軒家でのシェアハウスでした。

家賃は安めだったのですが、リヨンの中心地からメトロとバスで移動しなければいけないのと、比較的治安が悪い地域にあったので、数ヶ月で引越しをすることにしました。

2件目:560ユーロ+光熱費

  • リヨン中心部から5キロ
  • 私立学生寮のスタジオ(22平方メートル)
  • APL(住宅補助):200ユーロ

1件目のシェアハウスにいながら良い条件の物件を探してたどり着いたのが、この2件目のスタジオ。

中心部からやはり少し離れてはいますが、トラムで中心部から乗り換えなしで帰れるので、好条件の場所でした。

2件目の物件は光熱費を払う必要がありますが、一人暮らしを始めたことでAPLの受給額も上がり、結果的に1件目とそれほど変わらない家賃になりました。

フランスの家賃は場所、都市によって大きく異なる

改めて、この記事でお伝えしたとおり、フランスでの家賃は住む場所、住む形態で大きく異なります。

家賃は留学中の出費の中でも大きな割合を占める、大事な要因。

留学に出発する前に、あらかじめ、フランスでの生活をイメージできるようにしましょう。